こんにちは!!
九段下にあります加部歯科医院の伊藤です😁
6月12日より、「第38・39回日本顎咬合学会学術大会・総会」が始まりました!
今年はコロナ禍という事もあり、オンラインによるオンデマンド配信ということで、期間内であれば好きなタイミングで講演を聞くことができます。
非常に便利ですね👍
今回も前回に引き続き、拝聴したものの中で気になったトピックを皆様にご紹介したいと思います。
今回は歯周病について興味深い論文が載っていたので紹介したいと思います。
そもそも歯周病とは歯周病菌が引き起こす感染症です。
歯周病菌はエンドトキシンと言われる内毒素を産生し、さまざまな炎症反応を引き起こします。
この論文では歯周病患者にガムを噛んでもらい、血液中に毒素が入り込む確率について述べられています。
結果は約40%の人の血液中に毒素が見られました。
なんてことない柔らかいガムを噛んだだけです。
たったそれだけで血液中に毒素が侵入しそれが全身を駆け巡るのです。
もしこれが通常の食事であればもっと多くの毒素が血液中に入り込む事でしょう。
ちなみに動脈硬化や脳梗塞の原因になった血管から口腔内由来細菌が見つかったという報告もあります。
お口の健康は全身の健康です。
ぜひ、今一度ご自身のお口の中に関心を持っていただければと思います✨