こんにちは!!
九段下にあります加部歯科医院の伊藤です😁
6月12日より、「第38・39回日本顎咬合学会学術大会・総会」が始まりました!
今年はコロナ禍という事もあり、オンラインによるオンデマンド配信ということで、期間内であれば好きなタイミングで講演を聞くことができます。
非常に便利ですね👍
今回は拝聴したものの中で、気になったトピックを皆様にご紹介したいと思います。
当医院のホームページをご覧の皆様ならご存知だと思いますが、歯を残すために一番大切なことは神経を抜かないことです。
神経を抜いてしまうと将来的に残せる可能性がググッと下がってしまいます。
虫歯が大きくなり、神経を犯してしまうと、感染源の除去のために神経を抜かなければなりません。
しかし、感染が軽度な場合、今までは抜いていた神経を残すことができる可能性が、実は新しい薬剤によって増加しているのです。
それは「MTAセメント」と言い、生体にとっても害がないため非常に有効な薬となります。
もちろんなんでも残せるという事ではありませんが、炎症が軽度であれば一度「MTAセメント」をトライしてみて、それでもダメなら神経を抜くという事も可能です。
黙っていても痛みがあるような歯の神経を残せたという報告もあるので、これからの臨床結果がとても楽しみな薬の紹介でした✨