2020年4月15日水曜日

根っこの治療

こんにちは!
九段下にあります加部歯科医院の伊藤です😁

今回は当院が特に力を入れている、精密根管治療についてお話ししたいと思います。


精密根管治療とは、根管内に侵入した感染物質を徹底的に取り除く治療法のことで、保険内の根管治療と違い顕微鏡等、特殊な機材を用いて行います。

では保険内の根管治療とどのような違いがあるのでしょうか?
下の表にまとめてみました。

保険診療の根管治療精密根管治療(マイクロエンド)
細菌感染の除去・目視で歯の状態を確認
・針のような器具で細菌を取り除く
・細菌除去の精度は低い
・マイクロスコープなどで歯の状態を細かく確認
・レーザーや超音波器具などで丁寧に細菌を取り除き、薬品で洗浄
・精度が高いため、除去率も高い
根管の封鎖
(充填)
・ゴム製の材料で詰める・必要に応じて、封鎖性の高い充填剤を用いる
支台築造・金属のコア(土台)を用いる・加部歯科医院の場合は、金属アレルギーに配慮したコア(土台)も使用できる
※残っている歯の状態に合わせて選択
被せ物・保険適応内の被せ物(銀歯など)を使用・天然歯のように隙間のない、外れにくい被せ物を使用できるので、細菌が入りにくく虫歯にもなりにくい
・耐久性に優れ、金属アレルギーにも対応した被せ物を選ぶこともできる(種類はクリニックにより異なる)
※加部歯科医院では、院内技工所で一人ひとりの歯に合わせて作成



一般的に、一本の歯に対して五回治療を行うと抜歯と言われています。
しかし根管治療というものは歯科治療の中で特に難易度が高く、一度直ったように見えても数年後に再発するというのはザラです。
また再根管治療の場合、成功率はさらに低下します。

そういった歯を一本でも減らすために、当院では最新のマイクロスコープ(顕微鏡)を二台設置しております!

ご自身の歯をなるべく長く持たせたいとお考えの方はお気軽にご相談くださいね✨