2019年10月16日水曜日

食べる物で顎の構造が変わる!?

こんにちは!
九段下にあります加部歯科医院の伊藤です😁

今回は食べるもので顎の構造が変わる豆知識を紹介したいと思います。

皆さんは顎の関節がどこにあるかご存知ですか?
耳たぶの前あたりに指を当て口を開けたり閉じたりしてみてください。
そのとき動いているのが顎の関節の下顎頭と言われる部分です。

さて人間は雑食ですが、他の肉食🐯、草食動物🐮と比べてみましょう。

肉食動物の下顎頭は側頭骨にある下顎窩といわれる窪みにしっかり入り込み、容易に外れないようになっています。
これは獲物を噛んだとき、暴れても離さないようにするためです。
さらに垂直的な力をかけやすいため、尖った歯で肉を引きちぎるのです。

反対に草食動物は下顎頭が下顎窩に軽く接する程度で、簡単に顎が外れそうな見た目をしています。
しかしこの形態のおかげで左右への動きがしやすくなり、効率よく食物をすりつぶすことができます。

ぜひ動物園に行ったら、それぞれの顎の関節を想像したり、歯の形をみてみると、新しい発見があるかもしれませんよ?✨